ブッダが布教をされていた時、チュンダという鍛治工の子がいました。その時代、鍛治工は身分の低い仕事でしたが、チュンダは綺麗なマンゴー林を持っており、ある時ブッダはそのマンゴー林に泊まりました。王子として生まれたブッダのような身分の高い人が身分の低い鍛治工と交流することは殆どなかったので、チュンダはとても光栄に思いました。
チュンダはブッダが説かれた教法をとても喜び、ブッダとその弟子を自分の家で食事をするように誘いました。ブッダは黙ってその誘いを受け入れ、チュンダは立派なご馳走を用意してくれました。
ご馳走の中の一つの料理はたくさんのきのこで出来ていました。そのきのこの料理が出された時、ブッダはその料理を自分だけのものとして、一緒に来た仏弟子には他の料理をあげるように言いました。ブッダはそのきのこ料理を食べ終わると、この料理は既に悟りを開いた人だけが食べられる。」と言い、チュンダに残りは穴に埋めるように言いました。
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