お陰様で三男アダムス一宮 徳眞(とくま) 文殊(もんじゅ)がカイザー・パーマネンテのレッドウッドシティ・メディカル・センターにて元気に生まれました。出産から退院までの間、妻の祥子と徳眞がカイザーの医師、看護師、その他病院のスタッフの方々に素晴らしいケアをしていただき深く感謝しております。
息子の名前が「とくま」だということを話すと、その名前に何かの特別な意味がありますかとよく尋ねられます。徳眞の「徳」という字はお念仏にいただく仏様のすぐれた功徳を示し、『仏説無量寿経』の「讃仏偈」にある次の言葉からいただきました。
戒聞精進(かいもんしょうじん) 三昧智慧(さんまいちえ) 威徳無侶(いとくむりょ) 殊勝希有(しゅしょうけう)
深諦善念(じんたいぜんねん) 諸仏法海(しょぶつほうかい) 窮深尽奥(ぐじんじんのう) 究其涯底(くごがいたい)
〔み仏の〕行いと学習と努力と
心の平静と智慧(ちえ)も
すぐれたること比べものがなく、
まことに立派であり稀有(けう)であります。
深く諦(あき)らかに、善(よ)く
海のように広大な諸仏の教えを念(おも)い
その深い奥底を窮(きわ)め、
その涯(はて)をも見究(みきわ)めておられます。
(http://shinshu-hondana.net/knowledge/show.php?file_name=sannbutsuge)
「眞」と言う字は「まこと」の意味で、仏様の教えが表す智慧と慈悲の真実を示します。
ミドルネームの「文殊」は、三人目の子供が生まれることが分かった時、妻がお母さんからよく聞いた「三人寄れば文殊の知恵」という言葉が思い浮かんだ事から名付けました。このことわざの意味は、「凡人であっても三人集まって考えれば、よい知恵が出るものだ」というものです。文殊菩薩は智慧の優れた菩薩であり、『仏説阿弥陀経』にも現されています。これからサンマテオ仏教会のご門徒の皆様にも見守られながら、息子三人がよく協力し、お互いに敬い助け合う兄弟になってくれればと願うばかりです。
南無阿弥陀仏